2024.03.18令和5年度日本語学校三校合同卒業式・式辞式辞 卒業生の皆様、ご卒業おめでとうございます。 本日は、皆さんが日本語学校での学習を終え、新たな人生の門出となる記念すべき日です。ご多用の中、この門出の日にご臨席を賜りましたご来賓の皆様には、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。 本日の卒業式は、行知学園の日本語学校三校が合同で行う初めての卒業式です。卒業生は3校で489 名。皆さんの努力と学びへの熱意、そして、先生がたのご指導によって、東京大学、京都大学、一橋大学など国公立大学に89 名、早稲田、慶應など有名私立大学に221 名、その他、皆さんは、自分の将来を見据えた興味ある専門分野の研究ができる大学をチョイスし、進学率98.5%という輝かしい成績を残しました。 忍者バトルアニメ「ナルト」をご存じですか?主人公の忍者 うずまきナルトが、幾多の苦難を乗り越えていくストーリーですが、「オレが知りてェのは楽な道のりじゃねェ 険しい道の歩き方だ」というナルトのセリフがあります。皆さんにとって、慣れない言語と異文化での生活は、決して簡単な道のりではなかったはずです。楽な道のりを選ばず、日本に留学することを選択し、日本で多くの困難を乗り越え、成長しました。だからこそ、皆さんが自己成長のために選んだ過程で得た知識と経験は、計り知れない価値があります。 世界は今、ウクライナ戦争やイスラエル・ガザ戦争のように、多くの一般人の命を奪う深刻な問題に直面しています。これらの出来事を目の当たりにし、私たちは、国際間の相互理解と平和への貢献がいかに重要かを考えさせられます。宗教、民族、国籍に関係なく、互いの夢と目標を尊重し、支え合うことでより良い未来を築いていかなければなりません。 これから社会に出て、様々な分野で活躍する皆さんには、留学で得た経験を生かし、世界が直面する問題に対して積極的に取り組むことを期待しています。異文化理解、言語能力、柔軟な思考力、相手を思いやる力といった、皆さんが学んだスキルは、国際社会で人間同士の繋がりを作るために知識以上に重要な価値があります。 本日の卒業は、皆さんにとって新たな始まりであり、無限の可能性に満ちた未来への第一歩です。 最後に、本校を旅立つ卒業生を、今日まで支えてくださったご家族、ご友人に感謝の意を表します。そして、卒業生の皆さんも、多くの人々の支援と愛情があってこそ到達した「今」であることを忘れずに、未来に向かって、自信を持って歩みを進めてください。 皆さんが留学中に学んだ教訓を胸に、世界に大きな影響を与える人物となることを心から願っています。令和六年三月十八日行知学園 学園長 楊 舸楊 舸 学園長から優秀学生へ表彰と奨学金をお渡ししました中華人民共和国 駐日本国大使館 領事部・一等書記官兼領事王 宝鋒 様からの祝辞行知学園日本語学校 萩野校長の祝辞行知学園第二附属日本語学校 粕谷校長の祝辞行知学園日本語学校高田馬場校 丑山校長の祝辞人気芸能人 マジシャンGO 様人気インフルエンサー 松浦 文哉 様がゲストで参加されました全体記念写真