桜美林大学が2019年から開始している高大連携のプロジェクト「ディスカバ探求プログラム」の出張授業が行われた。日本人の高校生を対象とした新しい自分に出会うための「探究」をテーマとした協働学習プログラムで、日本語学校での実施は初めてとなる。
これからの時代、今までのような正解を覚える・知識を詰め込む教育から、⾃ら課題を発⾒し解決する能力が求められるというイントロダクションに始まり、探究のプロセスについて学んだ。
3月1日(月)、行知学園日本語学校では、ディズニーに関する3つのテーマから学生自ら一つを選択し、調査・分析をし、新企画を提案し発表するというワークを行った。
学生たちは、「課題を作るのが一番難しいことがわかった」「探究の過程を知った」「調査と分析が面白かった」などの感想を述べながら、初めの緊張感が最後には満足そうな表情に変わった。
また、第二付属日本語学校でも3月3日(水)、「5歳児向けのSDGs理解教育プロジェクトを作ろう!」というテーマでSDGsや5歳児について調査、分析し、伝える方法を考えて発表を行った。
学習指導要領改定や入試制度の刷新など、大きな教育改革を前にして、留学生入試も少なからず影響があることは事実であり、大学進学を目指す留学生達にも、これまで以上に主体性や学びの実績が問われることになると考えており、このような取り組みは今後も学校カリキュラムなどに積極的に取り入れていくつもりである。