文部科学省の新規事業「高校生架け橋プロジェクト」の日本語研修のコーディネートを行知学園が行いました

平成19年8月、文部科学省の新規事業「高校生架け橋プロジェクト」の日本語研修のコーディネートを行知学園が行いました。

このプロジェクトは、平成29年6月5日に開催された国際交流会議「アジアの未来」の安倍総理大臣スピーチにおいて、「日本語を学ぶアジアの高校生たちに、10か月、日本で暮らせる機会を提供します。規模は今後5年で1000人。」との発言がなされた事を受け、アジア諸国で日本語を学ぶ優秀な高校生を日本全国の高校に招聘し、日本人高校生との国際交流を深めることを目的とした国の新規事業です。

「アジア高校生架け橋プロジェクト」についての文部科学省資料http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2018/12/27/1404476_001.pdf

アジア高校生架け橋プロジェクト 日本語研修
開催期間:2019年8月6日(火)~10(土)
開催地:成田ビューホテル(千葉県)

今回行知学園が担当したのは、8か月間に及ぶ学生たちの渡日直後の最初の1週間に行われる日本語研修です。この事業を受託した日本AFS協会から委託を受け、5日間の研修の全プログラム及びボランティア講師のコーディネート等の全てを運営しました。メインコーディネータは行知学園第二附属日本語学校の黒滝校長が務め、サブコーディネーターを行知学園日本語学校の篠宮講師、行知学園第二附属日本語学校の内野講師が担当しました。コーディネーターは、教材作成などの授業準備だけでなく、「クイズ大会」「かるた大会」などのアクティビティの企画等を含め、その全てを監修しました。また、実施の指導を行う日本語講師メンバーの大半を行知学園日本語学校で教鞭を取っている講師たちが務めました。

今回この日本語研修に参加したアジアの高校生タイ、カンボジア、インドネシア、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、ラオスからやってきた総勢115名。彼らのほとんどは日本語を覚えたてのゼロ初級~中級レベルで、会場である成田ビューホテルで、レベルごとのクラスでそれぞれ一生懸命日本語の勉強に取り組みました。

5日間の研修の最終日は「学習発表会」が行われ、この1週間で学んだことをそれぞれが発表。その後は出身国の歌やダンス等の披露があり、楽しい時間となりました

研修終了後には、中国、韓国、モンゴル、シンガポール、インド等の国からの高校生も加わり、日本の各地方に移動してそれぞれの生活をスタートさせています。この日本語研修で学んだことは、日本各地にホームステイしながら現地の高校に通うアジアの高校生たちにとって、日本の生活のスタートにふさわしい、貴重で楽しい思い出になったことでしょう。

行知学園は、今後も国や文化の枠を超え、社会貢献にも力を入れたグローバルな企業としての活動にも力を入れてまいります。

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